このレポジトリをクローンしてビルドしてください
atcli <サブコマンド>
cmd | 説明 | Usage |
---|---|---|
init | コンテストを初期化 | atcli init abc100 |
login | ログイン | atcli login |
download | 問題をダウンロード | atcli download |
test | テストケースを実行 | atcli test |
submit | コードを提出 | atcli submit |
※ WSL環境でブラウザを起動するためには、wsl-open
をインストールする必要があります
こんにちは! atcli は、AtCoder のコンテストへの参加をよりスムーズにするためのコマンドラインツールです。 このチュートリアルでは、atcli の基本的な使い方をステップバイステップで説明します。
まずはじめに、AtCoder アカウントにログインします。 ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
atcli login
このコマンドを実行すると、認証プロセスが開始されます。
認証が開始されたらブラウザを手動で起動して、https://atcoder.jp/login
からAtCoderにログインしてください。その後開発者ツールを起動して、Cookieに保存されているREVEL_SESSIONの値を取得して、ターミナルに張り付けてください。
正しい認証IDを渡した場合、ログインに成功しました
というメッセージが表示されます。
次に、参加したいコンテストの準備を行います。例えば、abc100 というコンテストに参加する場合、以下のコマンドを実行します。
$ atcli init abc100
このコマンドを実行すると、カレントディレクトリに abc100 という名前のディレクトリが作成されます。
コンテストの初期化が完了したら、問題文やサンプルテストケースをダウンロードします。
まずは、initコマンドで作成した問題ディレクトリに移動してください
cd abc100/a
その次に以下のコマンドを実行して、Atcoderからテストケースをダウンロードします。
$ atcli download
ここで1つ注意事項があります。atcli
は、コンテストと問題をカレントディレクトリのパスから推測します。今あなたは/path/to/atcoder/abc100/a
というディレクトリにいます。そのためatcli
はコンテストがabc100
で問題がa
という前提で動作します。
お気に入りのエディタで解答コードを作成します。 もしあなたの使用言語がcppならmain.cpp
というファイルを作成してください。
そのほかの言語を利用する場合は以下の表を参照ください。
言語 | 解答コードのファイル名 |
---|---|
c | main.c |
cpp | main.cpp |
python | main.py |
java | Main.java |
haskell | Main.hs |
go | main.go |
rust | main.rs |
zig | main.zig |
コードが完成したら、提供されているサンプルケースで正しく動作するかをテストしましょう。テストを実行するには、以下のコマンドを使用します。
atcli test
testコマンドは 図(言語別Mainファイル名)
の通りに、メインファイルから言語を自動で選択して、ビルド及び実行します。
言語ごとのビルド/実行コマンド配下のようになっています。
言語 | ビルドコマンド | 実行コマンド |
---|---|---|
c | gcc main.c -o main | ./main |
cpp | g++ main.cpp -o main | ./main |
python | - | python main.py |
java | javac Main.java | java Main |
haskell | ghc --make --no-keep-hi-files -no-keep-o-files Main.hs | ./Main |
go | go build main.go | ./main |
rust | rustc -o main main.rs | ./main |
zig | zig build main.zig | ./main |
サンプルテストケースで全て正解するようになったら、いよいよ AtCoder にコードを提出します。 以下のコマンドを実行してください。
atcli submit
このコマンドを実行すると、 atcli
はソースコードをクリップボードにコピーして、ブラウザを開きます。
そのあと手動でブラウザを操作して提出作業を行ってください。
※ WSL環境でブラウザを起動するためには、wsl-open
をインストールする必要があります